千葉・幕張の「ホームページ改善セミナー」で学んだ6つのポイント
ホームページを作ったものの、「これで本当に伝わっているのかな?」「問い合わせにつながるホームページになっているかな?」と感じたことはありませんか?
ホームページは、ただ情報を載せるだけではなく、見つけてもらい、内容を理解してもらい、次の行動につなげることが大切です。
先日、筆者の私が幕張ビジネスポートで開催された中小企業向けホームページ改善セミナーにオンラインで参加しました。今回は、幕張拠点のスタジオで開催されるセミナーをより多くの会員に届けるため対面形式だけでなく、ビジネスポート史上初となるYouTubeでのライブ配信も実施されました。
講師は、SEOやWeb集客、ホームページ改善を専門とする、forUSERS株式会社 代表取締役の井幡貴司氏です。
この記事では、セミナーで学んだ内容から女性起業家や個人事業主の方が、ホームページを「見つけてもらう」「分かりやすく伝える」「問い合わせにつなげる」ために見直したい6つのポイントをご紹介します。

読みながら自分のホームページと照らし合わせることで、「どこを改善すればいいのか」が具体的に分かる内容になっています。「自分のホームページ、このままで大丈夫かな?」と感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
ポイント① ホームページを「とりあえず1ページ」で終わらせない
起業したばかりの頃は、「まずはホームページがあればいい」「最初だから1ページだけでも十分かな」と考えることもあると思います。
▼1ページ型のホームページとは、トップページの中に以下のような情報をまとめたサイトです。
- サービス
- 料金
- 実績・事例
- よくある質問
- お問い合わせ
手軽に作れる一方で、セミナーでは検索からホームページに入ってくるための“入口”が少なくなってしまうというお話がありました。
例えば、「会社名+料金」「サービス名+地域」「会社名+事例」などで検索する人がいても、それぞれに対応するページがなければ、検索結果から見つけてもらう機会を逃してしまう可能性があります。
そのため、トップページだけではなく、サービスページ・料金ページ・事例ページ・よくある質問など、必要な情報をそれぞれのページとして用意しておくことが大切です。起業初期だからこそ、「今必要な最低限」だけではなく、これから事業を育てていくことまで考えたホームページ設計をしておきましょう。
▼「1ページ型」と「階層型」の違いがわかる図解

ポイント② ホームページで「誰に何を提供しているか」を伝える
ホームページを開いたとき、素敵な写真やキャッチコピーがあっても、「何のサイトなのか」が伝わらなければ、せっかく訪れてくれた方を逃してしまうかもしれません。
今回のセミナーでは、その例として女性起業家応援プロジェクトのホームページも紹介されました。以前のファーストビューでは、「その一歩をここから」というキャッチコピーを掲載していましたが、これだけでは「何のサイトなのか」が分かりにくいという指摘をいただきました。
そこで現在は、「女性起業家のための、つながりと挑戦のプロジェクト」という言葉に変更しています。
▼ファーストビューの改善前・改善後の違い

「誰のための」「何をするための」サイトなのかが、以前より一目で伝わりやすくなりました。
世界観や想いを伝えることも大切ですが、まずは初めて訪れた方に「誰に、何を提供しているのか」が伝わっているか確認してみましょう。
ポイント③ スマートフォンでも分かりやすいトップページをつくる
ホームページを制作・更新するときはパソコンを使うことが多いため、ついパソコン画面での見え方ばかり確認してしまいます。でも、実際のお客様はスマートフォンから見ているかもしれません。
▼スマートフォンでホームページを確認している様子

スマートフォンでホームページを見るユーザーには、以下のような特徴があります。
- 文章をじっくり読まない
- 多くのページを行き来しない
- 文字入力にも負担がある
さらにスマートフォンには、LINEや電話、アプリの通知など、ホームページから離れるきっかけもたくさんあります。だからこそ、「料金を知りたい」「どんなサービス?」「実績を見たい」「問い合わせたい」と思ったときに、迷わず必要な情報へたどり着けることが重要です。
スマートフォン対策として特に参考になったのが、トップページは「1ページ型」のように情報を充実させながら、詳しい「個別ページ」も用意するという考え方です。
▼トップページで表示すべきこと
- 何をしているのか
- どんなサービスがあるのか
- 料金はいくらくらいなのか
- どんな実績があるのか
さらに詳しく知りたい方は、それぞれのページへ進める。スマートフォンで何ページも移動しなくても概要が分かり、詳しい情報もしっかり用意されている状態が理想です。
パソコンではなく、自分のスマートフォンでホームページを開いてみてください。初めて訪れたお客様になったつもりで、「サービス内容はすぐ分かる?」「料金は見つけられる?」「問い合わせ方法は分かる?」と確認してみると、改善点が見つかるかもしれません。
ポイント④ ホームページはトップページ以外も「入口」になる
ホームページを見る方が、全員トップページから入ってくるとは限りません。例えば、「会社名+料金」と検索した方なら、料金ページから初めてホームページを見るかもしれません。
「サービス名+地域」で検索して、事例ページから訪れることもあります。このように、ユーザーが最初に訪れるページ=入口ページという考え方も大切です。
▼ホームページへの「入口」を表した図解

どのページが入口になっているのかは、Google Analyticsなどを使って確認できます。もし料金ページから訪れる方が多いのであれば、料金だけを載せて終わりにするのではなく、
- どんなサービスなのか
- 選ばれている理由
- 自分の強み
- お問い合わせへの導線
なども分かるようにしておく。
つまり、「トップページを見てもらえれば伝わる」ではなく、「どこから入ってきても伝わる」ホームページにする。実際にどのページから訪問されているのかを確認しながら、トップページだけを整えるのではなく、それぞれのページで必要な情報が伝わっているか見直してみましょう。
ポイント⑤ 「自分が思う強み」ではなく、お客様が感じた強みを伝える
ホームページに載せる「強み」の考え方も、大切なポイントのひとつです。
自分の事業について考えていると、「専門的な知識があります」「独自のノウハウがあります」「経験があります」など、自分では強みだと思っていることがあります。でも、それがお客様が実際に選んでくれた理由とは限りません。
例えば、お客様に聞いてみると、「相談しやすかったから」「対応が早かったから」「説明が分かりやすかったから」「自分のことを理解してくれたから」と、自分では当たり前だと思っていた部分が選ばれた理由になっていることもあります。
そこで大切なのが、「なぜ私を選んでくださったのですか?」と、お客様に聞いてみること。そこに、自分では気づいていなかった本当の強みが隠れているかもしれません。
▼筆者がヒアリングをしている様子

ホームページに載せる内容も、「私が伝えたいこと」だけではなく、「お客様が魅力に感じていること」から考える。女性起業家や個人でサービスを提供している方にとっても、ぜひ取り入れたい視点です。
ポイント⑥ 「誰がやっているのか」を見せ、ホームページを更新する
大手企業の場合は、企業名そのものが信頼につながることがあります。一方で、女性起業家や個人事業主など、小さな事業だからこそ、「この人なら相談してみたい」と思ってもらえることが大切です。
そのため、ホームページでは、「誰がサービスを提供しているのか」が伝わる情報をきちんと見せておくことが大切です。
▼誰がサービスを提供しているが分かる情報
- 顔写真
- プロフィール
- 仕事への想い
- お客様事例
- 日々の活動
AIで文章や画像を簡単に作れるようになった今だからこそ、実際の人や経験、事例といった情報の価値も、より高まっていきます。
そしてもう一つ大切なのが、ホームページを更新し続けることです。
例えば、ホームページの「お知らせ」を見たとき、最後の更新が何年も前だったら、「今も営業しているのかな?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
▼ホームページを更新するときは、以下のような情報から発信していくのもおすすめです。
- 夏季休業のお知らせ
- イベントやセミナーへの参加
- 新しいサービス
- お客様事例
- よくいただく質問
大きなニュースがなくても、発信できることはあります。
ホームページは一度完成させたら終わりではなく、今の事業に合わせて育てていくことも大切です。
中小企業は意思決定が早く、気づいたことをすぐホームページに反映できる
起業すると、日々のお客様対応やサービスづくり、SNS、経理など、やることがたくさんあります。ホームページまでなかなか手が回らないという方もいるかもしれません。
一方で、小さな事業だからこそ、「こうした方が分かりやすいかも」「この情報も載せた方がよさそう」と気づいたときに、すぐ改善できるのは大きな強みです。
「お客様から褒めてもらったこと」「新しく始めたサービス」「新しい実績」「よく聞かれるようになった質問」など事業を続けているからこそ生まれる情報を、少しずつホームページにも追加していく。
そうすることで、ホームページも今の事業に合ったものへと育っていきます。今回の記事が、自分のホームページを見直してみるきっかけになれば嬉しいです。
今回のセミナー講師・井幡貴司氏について
今回のセミナーで講師を務められたのは、forUSERS株式会社 代表取締役の井幡貴司氏です。
SEOやWeb集客、ホームページ改善を専門とし、今回のセミナーでも、これまでのユーザー行動分析の経験をもとに、中小企業のホームページで起こりやすい課題について分かりやすく解説してくださいました。
実は以前、女性起業家応援プロジェクトでも、井幡氏にSEOについて相談させていただいています。
そのときに学んだのも、SEOは単に検索順位を上げるためのテクニックではなく、ユーザーに必要な情報をきちんと届けることが大切だということでした。
今回のホームページ改善セミナーにもつながる内容がありますので、SEOについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
SEOに悩む方へ|井幡貴司氏の相談で学んだ“本質”とは?
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